Woman in Gold

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昨夜、映画を観ました。
「黄金のアデーレ 名画の帰還」です。

いくつかの映画館では今日・明日までの公開とのことで、大慌てで。
(公開されて日も浅いのに!きっと例の、星の戦いのせいでしょう)

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手元にある昭和50年出版の画集では、もちろんウィーンの国立美術館蔵。

ヘレン・ミレン演じるチャーミングで気高いアルトマン夫人、
劇中どんどん良い男になっていく青年弁護士。
実話ベースなので事の成り行きはニュース等で知っていても、
生き生きとした人物達(みな、美しい装い!)と、彼らが闊歩する今も昔も見事なウィーンの建物、街並…眼福。

なにより、ブロッホ家の、完璧な調度品で彩られたサロンの中に在る、
「Woman in Gold」こと「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像Ⅰ」。
画集や白壁の空間の彼女とは、表情さえ違って見えました。
彼女の本来の居場所は彼処だったのだなあ…

美しく、悲しく、それでも最後は人間に希望を持てるような、そんな映画でした。

写真は、モザイクで使う金箔を挟んだガラス。
映画は金箔をカンヴァスに吹き付けるクリムトの姿から始まりました。

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これを下のようにカットして使います。

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クリムトの金はモザイクの金とよく比較されますね。現世の金。
ストックレー邸のモザイク下絵(「生命の樹」)をはじめ、
ラヴェンナのモザイクを観た際の感想をしたためた書簡が残っていたり、
何より装飾的モチーフの共有など、クリムトとモザイクはご縁が深いです。

お時間あれば、みなさま、是非。

黄金のアデーレ 日本公式サイト
http://golden.gaga.ne.jp

金箔といえば、木村さん。こんど、是非お話お聞かせくださいね!

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