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自分の生活をつくる

毎日お味噌汁を飲むのに使っている漆のお椀があります。 10年近く前、当時池袋にあった全国伝統的工芸品センター(現・伝統工芸青山スクエア)で見つけた浄法寺塗のものです。 夜、料理をすべて食卓へ運び、最後に食器棚からご飯茶碗とこのお椀を出して、ご飯をよそい、お味噌汁をつぎます。 食後、ほかのど…

金箔2

金箔装飾

つい先ごろまで青い火花をパチパチと散らしていたのに 今はもうすっかり湿っぽくなってあの勝手気ままな奴は身を潜めてしまった いつも突然に痛いので全然寂しくなどない むしろ清々しい気さえする しかし毎日こうも湿っぽくてはまったく困ったものだ わたしの仕事は和紙に色を染めたり、金箔を截って装…

実物と自筆のイラストによるコンパス。
「ほはば」のアイコンに選んだ道具です。

はじめの一歩の刻みかた

「竹割り三年」という言葉があります。 「〇〇三年」は、仕事における初歩の習得について示す際の常套句で、竹の場合にはまず「割る」が重要であること、この言葉から理解できます。「割る」は加工の動作として大雑把なイメージがあるかも知れませんが、はじめの一歩はその後の歩みに大きな影響を及ぼすもの。大胆かつ慎…

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続けていくために

校正の仕事を続けていくために気をつけていることはなにかと訊かれたら、真っ先に挙げるのは「体調管理」です。 どんな仕事でも、つねに最高のパフォーマンスを発揮するために自分のコンディションを整えておくことは「必要」というより「当然」なのかもしれませんが。 6年前、転職して吉祥寺に引っ越し、いちば…

ジレットセンサーエクセル替刃

替刃式

ヒゲ剃りを習慣にしておよそ20年。 米国のジレット社による二枚刃の安全剃刀「ジレットセンサー」で髭剃りを覚え、いまは後継の「ジレットセンサー エクセル」をと、T字の替刃式安全剃刀を使い続けています。安全剃刀の刃の枚数は、三枚、四枚、五枚…五枚刃+1と、数年おきに増える中で、すでに本体は廃番、辛うじ…

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生まれ変わっても

5月9日(土)、荻窪のブックカフェ・6次元で「校正ナイト」と題したお話会をいたしました。 6次元店主のナカムラクニオさんを聞き手にお迎えして、なぜこの道を選んだのか、校正の仕事とはどんなものか、などお話しさせていただきました。 そもそもは『さんぽで感じる村上春樹』(ナカムラクニオ・道前宏子、…

元輔

葦原

四方から響く虫の羽音 静けさを打ち破り声を合せて鳴く鳥達 じわりと滲む淡金色の陽ざしにあてられて瞬きのうちに緑も深くなった 水辺には葦の芽が勢いを増して枯れ渡る水際を覆い尽くそうとしている 葦はイネ科の多年草で水辺や湿地に群生し高さは一~三メートルほどもなる 屋根を葺いたり簾を…

しごととかてい

ほはばをデザイン

ゴールデンウィークいかがお過ごしでしょうか。 東京は晴天が続き、外での仕事が多かった私は真っ黒に日焼けし、 会う人に「海外でも行って来たの?」などと云われますが、休みなしで働いています。 我々タイル職人は、雨だと仕事ができないことがあり、4月は雨が多く休みがちだった。 雨で突如仕事ができ…

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見台

「けんだい」と読みます。 見台。 譜面台や製図机のように天板に傾斜がつけられるようになっていて、この上にゲラ(校正刷)を広げて読んでいきます。 7ポイントや8ポイントの小さな字にふられたルビが「゛」か「゜」かを見分けるために、いちいち亀のように首を伸ばしてゲラを覗き込んでいるとやはり疲れま…

arakistone05

珈琲と石@stone,有楽町ビルヂング

週末の銀座教室も、今年で7年目。 ここ2〜3年は重い石や工具は教室に預けているので、教室前後の街歩きが楽しくなってきました。 そんな中、出会った喫茶店があります。 JR有楽町駅の目の前、1966年竣工の有楽町ビルヂング。 その1階にある「stone」さん。 一歩…

ほはばのデザインとは

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